接続部の改善対策脱落防止のためのルアーロック製品
輸液ルートの接続方法として、従来から普通に使われてきたルアースリップ方式は、接続部の嵌合力を摩擦だけに依存しているために、外力によって簡単に嵌合部分が外れます。
そのため中心静脈などの大血管接続ルートからの輸液施行中に接続部が脱落したための、大量出血による死亡事故が報告されています。
輸液ルートの接続方法として、従来から普通に使われてきたルアースリップ方式は、接続部の嵌合力を摩擦だけに依存しているために、外力によって簡単に嵌合部分が外れます。
そのため中心静脈などの大血管接続ルートからの輸液施行中に接続部が脱落したための、大量出血による死亡事故が報告されています。
これに対してルアーロック方式は、摩擦力に加えてねじ止めが加わりますので、簡単に外れることはありません。海外では輸液ルートの接続はほぼ100%がルアーロック方式です。
ニプロではいつでもルアーロック方式の製品供給が可能ですから、まだ転換されていない施設へはルアーロック接続方式への転換をお勧めします。
ルアーロック接続への転換は、輸液セット、延長チューブ類、活栓類などのオス側コネクターの転換をすれば、接続相手側の注射針、留置針、血管留置カテーテル類のメスコネクター側は既にロック対応型ですから、そのまま接続が可能です。
注:翼状針については市販品の多くが非ロック対応の軟質メスコネクター付ですから、硬質のロック対応コネクター付タイプへの同時転換が必要です。
このページは医療関係者(医師・歯科医師・薬剤師・看護師・ 臨床工学技士・臨床検査技師等)の方に提供することを目的として作成されております。